CLIP CLIPPED!
¥4,900,000 / 47.94m2
人間の手で丁寧に造り上げた建築物が、最終的に自然に侵食される姿。
この情景を「美しく、芸術的だ」と感じる方はいらっしゃいますか・・・お仲間で嬉しいです。
沖縄不動産文庫をご拝読いただいているみなさんの中に、同じ感性の方がいるのでは、と密かに期待していますよ。
今回は、″廃墟好きによる、廃墟好きのための、廃墟好きの方へのメッセージ″です。
楽しんでいただけますと幸いです!
場所は沖縄県北部・恩納村に位置します。
「希望ヶ丘」という名称で、周辺一体にペンションや民泊施設が並んでいます。丘の上にある避暑地と表現する方がわかりやすいでしょうか・・沖縄県民はよく知っている場所かもしれませんね。
宿泊施設や別荘が多い中にも一般住宅が混在し、希望ヶ丘で暮らしている人たちもいます。
趣味で、街中のかっこいい建物の写真を撮り溜めている私は、以前からこちらの建物を存じ上げておりました。
大変失礼ながら、姿形から″廃墟″だと勘違いしていました。(この場で謝罪させてください)
そうなんです。実は、、、住めるんです!
それにちゃんとリフォームされて綺麗なので、購入後に莫大なお金をかけて改修する必要もないかと考えます。
今回は売買マンション、2部屋ご案内できます。
【305号室・1DK(36.9㎡)】と【306号室・2LDK(47.94㎡)】お隣さん同士です!
1DKのお部屋は、和室とキッチン・リビングに加え、バルコニー部分がリフォームされて室内になっています。2LDKのお部屋は、上記に洋室が加わり、バルコニーは外のまま。
近くのコンビニは車で4分ほどですが、大きなスーパーへは車で30分くらいかかりそう。
丘を降りると、目の前は海です。
ー築51年ー
これだけの月日、風雨や地震、太陽の熱に耐えて、今もここにいるんです。
外壁の一部は爆裂していますし、木の蔦(つた)が建物を食べ尽くしたいと、欲が丸見えです。
これだけ古い建物になると、所有者が何度も変わり、新築当初の情報がほとんど残っていないのは珍しくありません。
誰が設計し、どんな人たちのために建てられたのか、本当のことは分かりません・・
正直なところ、この先、何十年も住める保証はありません。それでも、ここまでカッコよく耐え抜いた、唯一無二の存在だと感じています。
人間界に「余生を楽しむ」という言葉があるように
この建物が存続する限り、ここでしか味わえない生活を楽しみませんか。
取材時にご挨拶した住民の方より「昔、テニスコートがあったらしいよ」と教えてもらいました。
「〜らしいよ。」
を辿ると、真実に出会えるかもしれない!!
これからも、あたかもミステリーハンターになりきり風をきり、取材をしていく所存です。
どうぞ、建物の歴史がわかる方がいましたら、教えてください。
「I am not 廃墟」
ここに在る限り、ここにいる。あなたが望むなら・・
そんな音が聴こえます。
お気軽にお問い合わせをお待ちしています。